裁き ダムド

起動効果

優先権

マスタールール2以前のルールにおける起動効果の優先権に関するWikiの説明文が冗長で分かりにくかったので自分なりに整理しました
間違ってたらコメントかTwitterで教えて下さい








【起動効果の優先権とは】

そもそも優先権というのはカードを発動する権利であり、ゲーム中に絶えずターンプレイヤーと相手プレイヤーの間で優先権が移りあっている。
「起動効果の優先権」という言葉は実は微妙な表現で正確に言えばマスタールール1以前までに存在した「モンスター召喚成功時にターンプレイヤーの優先権でチェーン1に限ってクイックエフェクトではない起動効果を例外的に発動できるルール」のことを指している。
文字数を抑えて言っても「モンスター召喚成功時の優先権を行使した起動効果の発動」とかなり長いので当時の実際の会話などでは「召喚成功時の起動効果の優先権」、「起動効果の優先権」、「優先権」とどんどん省略されていったと思われる。
流石に「優先権」だけでは誤解を生みやすく、実際に「優先権」とは起動効果だけのルールだと誤解したプレイヤーも結構居たように記憶している。
「起動効果の優先権」とは「モンスター召喚成功時にターンプレイヤーの優先権でチェーン1に限ってクイックエフェクトではない起動効果を例外的に発動できるルール」を相手に伝わる限界ギリギリまで省略した略語である。
自分が当時聞いた限りの記憶だとプレイ中を除いても8割以上は「優先権」呼びで「起動効果の優先権」と呼ぶ人間すら少なかったような気がする。





【起動効果の優先権の詳細】

大雑把な理解としては「起動効果の1回目の発動」が「召喚成功時の誘発効果」化するでOK
(ライラ、裁き、ダムド、ブリュがエアーマン、ブラロと同じ発動タイミングになる)
細かな要点は3つ


3つ


①モンスターの召喚自体は優先権が移る行動ではなく、このタイミングからカードを使用する権利はそのプレイヤーが保持したまま

※このルールはマスタールール2以前もマスタールール3以後も同じ
※マスタールール3以後の場合、召喚した側のプレイヤーはクイックエフェクト(スペルスピード2以上のもの)しかこのタイミングに発動できない
※マスタールール2以前の場合、召喚した側のプレイヤーは例外的に「モンスターの起動効果」も発動できる


召喚成功時のタイミングかつチェーン1の場合のみフィールドのモンスターの起動効果」が使用可能
↑これによりモンスターは召喚成功時の《奈落の落とし穴》等で除去される前にチェーン1で起動効果が発動できる


③召喚直後に誘発効果が発動した場合、チェーン1ではなくなるので「召喚時の優先権を行使した起動効果の発動」ができない
 例.《クリッター》《王虎ワンフー》《つまずき》等





②だけ自分の中では少し怪しい
自分の場にモンスターAがいる時にモンスターBを召喚し、「召喚時の優先権を行使してモンスターA起動効果の発動」ができるか否かがあやふや
例.自分の場に《ダーク・ダイブ・ボンバー》が存在する状態で《剣闘獣アンダル》を召喚し、「《剣闘獣アンダル》の召喚成功時」タイミングで《ダーク・ダイブ・ボンバー》の効果を発動できるか?
たぶん可能だったはずだけど自信が全く無いし現行ルールではないので公式に質問もできないからここはマジでわからん
自信ある人いたら教えてほしい





おまけ ①②③の例
さっきの①②③のルールに関する具体的な例

①モンスターの召喚自体は優先権が移る行動ではなく、このタイミングからカードを使用する権利はそのプレイヤーが保持したまま
※このルールはマスタールール3以後も同様

①を細かく書くとこう


─モンスター召喚時─
1.TPが優先権を行使してカードを発動、もしくは優先権を放棄
2.非TPに優先権が移る
3.非TPが優先権を行使してカードを発動、もしくは優先権を放棄
 ※優先権を放棄した場合「モンスター召喚成功時」に移行
4.1に戻り新たにチェーンを組むカードがなくなるまで1~3を繰り返す

─モンスター召喚成功時─
1.TPが優先権を行使してカードを発動、もしくは優先権を放棄
2.非TPに優先権が移る
3.非TPが優先権を行使してカードを発動、もしくは優先権を放棄
 ※優先権を放棄した場合「モンスター召喚成功時」タイミング終了
4.1に戻り新たにチェーンを組むカードがなくなるまで1~3を繰り返す



例.自分がシンクロ召喚した《大地の騎士ガイアナイト》の召喚時に優先権を行使して《神の警告》を発動し、相手が《神の警告》にチェーンしてカードを発動しなかったので優先権が自分に戻り、優先権を行使して自身の《神の警告》にチェーンして《盗賊の七つ道具》を発動した。
これにより相手プレイヤーは《ライオウ》《インヴェルズ・ローチ》《エヴォルカイザー・ラギア》《王宮の弾圧》等のスペルスピード2の召喚無効で《大地の騎士ガイアナイト》のシンクロ召喚を妨害できない

例.《剣闘獣アンダル》の召喚成功時に優先権を行使して《心鎮壷のレプリカ》を発動すると相手プレイヤーは《奈落の落とし穴》等を発動できない。




②召喚成功時のタイミングかつチェーン1の場合のみ「フィールドのモンスターの起動効果」が使用可能

例.《ローンファイア・ブロッサム》の召喚成功時に「優先権を行使した起動効果の発動」でチェーン1で《ローンファイア・ブロッサム》の効果を発動する。
これにより相手プレイヤーはチェーン2以降でしか召喚成功時のタイミングでカードを発動できないので《連鎖除外》等で《ローンファイア・ブロッサム》の効果発動を阻止できない




③召喚直後に誘発効果が発動した場合、チェーン1ではなくなるので「召喚時の優先権を行使した起動効果の発動」ができない

例.《クリッター》をシンクロ素材に《氷結界の龍 ブリューナク》をシンクロ召喚すると召喚成功時にチェーン1で《クリッター》の効果が発動するため「《氷結界の龍 ブリューナク》の優先権を行使した起動効果の発動」ができない。

例.《王虎ワンフー》がフィールド上に存在する場合に《ローンファイア・ブロッサム》を召喚するとチェーン1で《王虎ワンフー》の誘発効果が発動するので「《ローンファイア・ブロッサム》の優先権を行使した起動効果の発動」ができず、《ローンファイア・ブロッサム》が効果を発動するタイミングは無く破壊される。





おわり
なんかあったら書き足すかも